日本で消費されているエビって9割が輸入の養殖って知ってますか?
エビ養殖場では、病気の蔓延を防ぐために大量の抗生物質が使用されています。
抗生物質の過剰使用は、耐性菌の出現リスクを高めます。
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食の安全性に興味のあるかたは、ぜひチェックしてみてくださいね。
養殖エビには大量の抗生物質が!
養殖エビの多くは東南アジアや南米で生産されています。
これらの地域では規制が緩く、抗生物質の使用量が多い傾向にあります。
一部の国では、人間の医療用に重要な抗生物質まで使われていることも。
健康への影響は!?
抗生物質の残留は、消費者の健康に直接影響を与える可能性があります。
アレルギー反応や腸内フローラの乱れを引き起こす恐れや長期的には、抗生物質耐性菌の増加につながる危険性も。
環境汚染にもつながる
養殖場から流出した抗生物質は、周辺環境も汚染します。
これは生態系のバランスを崩し、野生生物にも悪影響を及ぼすことに。
海洋生物の遺伝子変異や、新たな耐性菌の出現にもつながりかねないといわれています。
世界での規制強化
こうした問題に対し、各国で規制強化の動きが見られます。
EUでは養殖での抗生物質使用に厳しい制限を設けており。 日本も輸入エビの抗生物質検査を強化しています。
安全性の高いエビの選び方とおすすめ
安全性の高いエビの選び方とおすすめを紹介します。
おすすめは天然エビ
天然エビを選ぶことがおすすめです。
エビの認証制度を利用するのもおすすめ
まず、国際的に認められている認証制度の一つに、海洋管理協議会(MSC)の認証があります。
これは天然のエビに適用され、持続可能な漁業を保証するものです。
養殖エビの場合は、水産養殖管理協議会(ASC)の認証が重要です。
ASC認証は環境への影響や抗生物質の使用を厳しく管理しています。
◆ASC認証のエビ◆
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日本独自の制度としては、日本水産資源保護協会による「養殖エコラベル」があります。
これは養殖における環境負荷の低減と食品安全性を確保するための認証です。
また、有機JAS認証も養殖エビに適用されることがあり、化学物質の使用を極めて制限しています。
信頼できる生産者を見分けるポイントとしては、まず透明性が挙げられます。 生産方法や使用する飼料、薬品についての情報を積極的に開示している生産者は信頼度が高いと言えます。
次に、持続可能性への取り組みも重要です。
マングローブの保全や地域社会との共生を重視している生産者は、 長期的な視点で事業を行っている証拠です。
具体的な例を挙げると、 インドネシアのスラウェシ島で行われている「マングローブエビ」の養殖があります。
これは、マングローブ林を保全しながら行う環境に優しい養殖方法です。
また、ベトナムのメコンデルタでは、 水田での稲作とエビ養殖を組み合わせた「稲エビ養殖」が注目されています。
これらは化学物質の使用を最小限に抑えた持続可能な生産方法です。
日本国内では、沖縄や鹿児島での養殖クルマエビの生産者が注目されています。
特に、閉鎖循環式養殖システムを採用している生産者は、 環境への負荷が少なく、抗生物質の使用も最小限に抑えられています。
消費者として、これらの認証や生産方法を確認することは重要ですが、 同時に価格にも注目する必要があります。
持続可能な方法で生産されたエビは、往々にして従来の養殖エビより高価格になります。
しかし、この価格差は環境保護や食の安全性確保のコストと考えることができます。
最後に、エビを購入する際は、原産地や養殖方法についての情報を積極的に求めることが大切です。
多くのスーパーマーケットやオンラインショップでは、これらの情報を提供しています。
また、地元の魚屋さんや専門店では、より詳細な情報を得られることもあります。
まとめ
信頼できるエビを選ぶことは、私たち消費者の健康を守るだけでなく、 持続可能な水産業の発展にも貢献します。
エビを食べる際は、その背景にある生産過程にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。